このところ、和ものの鑑賞が続く
先週から今週にかけて、4館の企画展をめぐったが全て和もの
スタートは上野の東京国立博物館
本阿弥光悦の大宇宙
本阿弥家に生まれついた天才 光悦
折紙に留まらず、漆芸、焼物までその才能は広がる
今やアニメの影響で刀剣は若い世代にも人気だが、刀剣の価値を証明する折紙を綴るのが本阿弥家のメインの仕事
折紙付きは、ここから生まれた言葉だが、光悦の書は、ひとつの文章に、様々な書体を用いて、墨の濃淡を使い分け、心情が現代にも伝わってくる
同じ時代に生まれついたもう1人の天才絵師、俵屋宗達とのコラボレーションの数々が、あまり知識のない私であっても、その素晴らしさに圧倒される
2時間ほどかけて、一つ一つの作品をこんなに心を動かされた書は、光悦が初めてかもしれない
宗達の絵が添え物でメインは光悦の書
という贅沢すぎる作品群
江戸時代の和ものをもっと学びたくなる
そんな素晴らしい企画展
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